こんにちは。AnotherVision10期のゲッカです。
なんでも書いていいらしいので、今回は私の趣味・競技クイズについて書こうと思います。*1
私とクイズ
私は高校でクイズ研究部に入り、大学に入った現在はTQC(東京大学クイズ研究会)でクイズをしています。*2
そんな私ですが、ひとつ皆さんにど~~~~しても知ってほしいクイズ大会があります。
それが、「abc」です。
abcとは?
abcとは、大学生以下を対象に、競技クイズ学生日本一を決めるクイズ大会です。*3
2003年より毎年3月に開催されており、今年3月に第20回を迎えました。
3月開催ということで、多くの学生プレイヤーにとっては1年の総決算的な位置づけでもあります。
問題について
abcは、「基本問題」というジャンルでの実力No.1を決める大会です。*4
具体的にどんな問題が出るのか、過去に出題された問題の一部を見てみましょう。
このように、難問ばかりというわけではなく、初めてでも比較的とっつきやすい問題群ではないかと思います
が、壇上ではこの問題たちが爆速で答えられていきます。
難易度が抑えられている分、解答権を巡ってはコンマ1秒の争いが繰り広げられます。
誰よりも早く押して正解する、そのためには一瞬の油断も許されない極限の集中力が求められます。
解答席を賭けた争い。200問ペーパークイズ
abcには毎年数百人のプレイヤーが参加します。*5
しかし、早押しクイズの解答席につけるのは、わずか一握り。
参加者をまず待ち受けるのは、1stRound・200問ペーパークイズです。
200問のクイズを40分で解き(1問12秒ペース)、その成績上位48人のみが以降の早押しクイズに参加できるのです。
その倍率は10倍以上。クイズ界ではこのペーパークイズを通過するだけでもステータスのひとつとされています。
緊張の一瞬。ターンオーバー
ペーパークイズの通過者発表(ターンオーバー)は、2ndRoundの直前に行われます。
そして、名前が呼ばれたらすぐに壇上に上がり、早押しクイズをします。
このターンオーバーでは、毎年ドラマが生まれます。ラストイヤーでの初通過、返り咲き、大学として初の通過者、などなど……。
名前が呼ばれるごとに、参加者席からは大きな歓声や拍手が沸き立ちます。そして、共に戦ってきた仲間の想いも背負いながら、早押しに臨むのです。
年々進化する演出
abcは社会人の有志の方々による運営で成り立っています。
しかし、ここまで2本の動画を見てきた皆さんはこう思うはずです。
演出カッコよすぎでは??????*6
バックには青々とライトが灯り、スクリーンに表示される得点表示用のCGも作り込まれています。使われているBGMもオリジナルです。
その他にも、
解答席ごと光ったり、
abc the19th 準決勝 3セット制タイムレース Nine Hundred 第1セット 2021.3.20 - YouTube
スモークまで焚いちゃったりしてます。
abcのような形式のクイズ大会では、一度に壇上に上がれるのは多くても十数人。その他多くの参加者は観戦に回ります。
abcでは、問題はもちろん演出面にも力を入れることで、壇上のプレイヤーたちの熱い戦いをより引き立たせ、戦いを見守る側もより盛り上がれるようになっています。
大会をもっと見てほしい!
ここまで長々と書きましたが、それでも魅力は書ききれません。
「abc EQIDEN公式チャンネル」では、上に載せたもの以外にもさまざまな過去の大会映像が公開されています。
また、「QuizKnock」チャンネルでもabcを紹介した動画が上がっています。
そして、2020年(18th)からは、有料ではありますが当日の生配信も行われるようになりました。
次回・abc the21stは、3月19日・大宮ソニックシティで開催されます。
学生日本一の栄冠に輝くのは、いったい誰なのでしょうか。
最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
私にとってabcは、プレイヤーとしても憧れのステージですし、ウォッチャーとしても大好きな大会です。
競技クイズを知る人はもちろん、クイズに触れたことがない人も、1人でも多くの方にこの熱い戦いを知っていただければ幸いです。