AnotherVision Countdown Calendar 2022をお読みの皆様こんにちは。
10期のもち。と申します。「もちまる」ってよんで*1ください。
ぼくは大学では建築について学んでます。
予備知識(?)はほぼ皆無だったので新鮮な学びばかりで結構オモロい。
例えば、「建築学科卒で建築家になるやつはほぼいない」とか。知ってました?
まあ想像してみればそりゃそうなんですが。
『建築』って実は結構分野が細分化してて、「意匠*2」とか「構造」とか「環境」とか「設備」とか「施工*3」とか「材料」とか。「都市計画」や「歴史」なんてものもあります。
まあとにかく建築家以外にもいろんな専門びとがいてそんな人たちの技術・知識の結集でぼくらの建物はできているらしいです。すげ~
“そういえば”
“なんか今年、同じような学びを別の世界でもした気がする?”
言わずもがな、この謎解きの世界での学び*4ですね。
今年、縁あってAnotherVisionに入らせていただいて、初めての本格的な謎解き公演制作というものに立ち会うことができました。
これも考えてみれば当然なんですが、謎を作れる人だけいても公演って成り立たないですよね。デザインの人間がいてテキストの人間がいて物品の人間がいてキャストの人間がいて運営の人間がいて。
この短い期間にアナビ関連で出会った人々は本当にすごいクリエイターばかりです。
そんなつよい人間たちの集合知である謎解きコンテンツ、そりゃあ面白いです。
まあでもここまでは前置きで、
そんなクリエイティブな世界の内側をしって気づいたことがあって、
“言葉って案外不便じゃね?”ってことです。
まあ不便は言い過ぎなんですけど。
先述したとおり建築や謎解き制作みたいな現場においては、大人数でコミュニケーションをとることはまあ必須です。
当然、コミュニケーションといえば言語、言葉ベースが基本となるわけですが、クリエイティブな場では言葉でアイデアを伝えるのって結構ムズいです。
多分僕ら*5は、”言葉はこの世の事象すべてを説明できうる万能の道具だ”と無意識のうちに思い込んでるんじゃないかなと思うんです。
何か素晴らしいものを言葉で表現しきれないときって、たいてい
“語彙力が足りない~”
みたいな言い回しするじゃないですか。
コレって言葉の力を過信しすぎな気もするんですよね。
どんな言葉でも表現しきれないほどの感動ってあるはずなのに。
建築界でも実際、建物の図面が一番のコミュニケーションツールともいわれるそうです。
文字で伝えるより、実際にモノを見せたほうが説得力があるのは間違いない。
とはいえ、何かを伝える際に十分な一般性が保証されていることが多い『言葉』というツールが結局使いやすくはある*6。
言葉を使うのがめちゃめちゃうまい人ってのもいますしね。*7
だから、大事なのは
“言葉になるべく頼らない”
とかじゃなくて
言葉ってそんなに万能なわけじゃないんだよ
ってことを
常に意識しておくこと
なんじゃないかなーって思います。
伝わるって思って紡いだ言葉も全然足りてなかったり、余計に言葉を増しすぎて逆に混乱させちゃったり。
バランス感覚むずかしそうだけど。
えらそうに書いてみましたが来年の僕の抱負みたいなものです。
伝達力・理解力あげてきたいですね。
ここまでお付き合いありがとうございます。
ではでは。