演じること、伝えること、他視点に立つということ、~記事が二つあるよ~

こんばんは、9期のlaboです。

 

例年のごとくタイトルは長いです。タイトルは長ければ長いほど、Twitterの自己紹介は短ければ短いほどいいと思っています。*1

タイトルにもある通り、この記事には僕の書いた記事別の方が書いた記事の二種類あります。

別の記事はこちらから→[平屋建て - AnotherVision Countdown Calendar 2022 (hatenadiary.com)]

 

さて。

今回私が書くお話は「他視点に立つということ」です。ただこれだけだと話のとっかかりがないので簡単に自己紹介を。

 

0.自己紹介

自己紹介は短かい方がいいと書きましたが、情報量が無さすぎると伝わらないので画像化してお送りします。

 

アナビでやってること:デザイン・キャスト

どこかで見たことがあるかもしれません*2

趣味:マダミス・TRPG

タイトルを見せる努力*3

 

基本的にデザインをするか別人格を生成しておしゃべりをしています。

今回は後者の別人格云々~、RPにまつわる思考全体の話をしようと思ったのですが、書いていてあまりにも取り留めのないものになってしまったので、一旦全消しして*4RPを介した情報の受け渡しについてお話したいと思います。

 

注意:ここからは半思想半思考コーナーなのでごゆるりと、一個人の意見に過ぎません。*5

(自己紹介がこの記事の半本質です。もう半分は記事の最後に。)

本編だよ~

 

 

1.演じること~キャスト・GM編~

まず初めに情報を渡す側の人間の立ち振る舞い、「演じること」についてです。ここでは謎解き公演のキャストとマダミスTRPGGMを例にとって話したいと思います。

 

公演における「キャスト」・マダミスTRPGにおける「GM」についての簡単な説明

キャスト:公演の世界観に即した語りや対応を行って没入度、解像度を上げる補強の役割。場合によっては謎解きのヒントにもなる。
GMゲームマスター、シナリオの進行を務める。場合によってはNPC、KPCといった進行において重要なキャラクターを演じる。

 

ざっくりこんなもんかな、概念内存在の場合どちらも「その世界の住人として分かりやすく演じること」「進行に必要な情報を伝わるように落とすこと」が重要だと思ってます。

 

前者において意識してるのは「口調」、具体的には「声の高さ・スピード・抑揚」です。

  • 明るく元気な好青年:高め・気持ち早口・(地声に比べて)声の調子の調子は上げをキープ
  • 落ち着いた冷静な執事:低め・ゆっくり・低空飛行の声調子
  • 陰気くさい怪しいおじさん:声は低め・ゆっくり・基本は下げ、怪しい雰囲気の時は上がり口調*6

 

オンラインのセッションであればこれらを、公演やオフラインのセッションの場合は役と異なる本人の風貌が視界に入る場合があるので+αで身振りを加えるとそれっぽいです。

 

まぁ正直ここら辺は人それぞれの思考とムーブがあるのであくまで一例にしかすぎません。とりあえずそれっぽくあれば勝ちかなと思ってます。肝心なのは後者の「情報の落とし方」についてです。

 

2.伝えること~何を、どういう風に、どうやって~

演じていく中で情報を「伝えること」についてです。

ただそれっぽいキャラの描写を演じるだけでは意味がありません。

 

例えば「密室空間で目の前に爆弾が置かれている状況にある人」がいるとしましょう。

その人は間違いなく焦っているはずです。人間は焦る時口調はもちろん早くなるので、口調は早口だとそれっぽいでしょう。ただそのまま早口で喋っているだけだと、大事な情報がお客さんに伝わりづらくなります。(ただでさえ人類はテキストを読まないし話は聞かないので、伝える側が不親切であれば互いに損になってしまいます。)

 

あくまで主人公はお客さんであるため、演じるバランスは保ちつつも伝えることが至上命題です。そこで考えるベースとなるのが見出しの「何を、どういう風に、どうやって」です。

 

上の爆弾の例をそのまま使うのであれば

  • 何を:60分で爆発するのでそれまでに爆弾を解除したいこと、そのためにはコードを入力する必要があること
  • どういう風に:焦りつつも、自分を落ち着かせるように言い聞かせて、繰り返して
  • どうやって:抑揚をつける、間を作る、具体的には重要な情報の前後は一拍置いてはっきり喋る等

といったところでしょうか。ただこれを無意識レベルで真っすぐに落とし込むには少し難しいと思います。ここで覚えておきたいことは「聞いている他者をイメージすること」、要するに今回の主題の「他視点に立つこと」に帰着します。

 

3.他視点に立つということ~受け手をイメージし、声を聞こう~

それではまとめとして「他視点に立つということ」について説明します。

 

説明といいましたがこれは単純で、自分の喋り・立ち振る舞いを客観的に見るということです。難しいかもしれませんが「自分が演じつつ」「演じている自分を想像して」「演じている自分を見ている自分を想像して」というのを私はやっています。

イメージとしては「1カメ:自分の視界を映す」「2カメ:自分と相手のいる空間を映す」「3カメ:自分が映っている相手の視界を映す」といったところでしょうか。正直これはキャストの稽古とTRPGをやり始めたあたりから実践的にやり始めた私の機能なので何とも言えませんが、

 

「今自分が言ってることを別の自分が聞いていたら、正しく受け取れているだろうか」

 

というのを頭の片隅に置きつつ喋る感じです。(書いてる僕も2%くらいしかできないのですが、割とベースに敷いておくと便利な思考です。)

この練習をより簡単な方法として提示するならば「録音して聞き返すこと」と「FBをもらうこと」だと思います。演じている時はどうしても意識しずらいので、基本はFBをもらいつつ、たまに録音などで自分の癖を分析して、最適な演じが出来ればいいのかなと思います。

 

応用編(?)

また日常会話でも私はこれを利用しながら会話をしている節はあります。基本何も考えず喋っていますが、まじめな話のときにはこれを入れて話してることが多いです。具体的には「会議中における発言は、聞いていて混乱しない程度の情報ごとに喋ること」「発言者の意図を自分の言葉で咀嚼した後に、発言者及びその他聴衆が理解しやすい形で喋ること」です。こればっかやってると追いつくのに時間がかかるので発言量は少なめになりますが、たまにいろんな話が飛び交う中でのまとめ役や、発言に対する聞き手の解釈としての反応といった形で上手くやりくりは出来るのかなと思います。

あとは日常会話で「他人を傷つけないように喋ること」もこれに当てはまりますね。ムズイけど。

 

4.おわりに

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。この話にはもちろんうまいオチは無く、「もっとRPが上手くなりたい」「キャストの能力を上げたい」と思った私の整理思考まとめの媒体となりました。

AVCCの醍醐味なんて「その人らしさ」や「その人が伝えたい事」であるのに、毎度のごとく自視点で一人で考えてもまとまらないこと、それを考えている事をただ提示しただけでした。やはり他視点に立つということは一人ではままならないですね。*7

そもそも私自身が一人で思考がまとまる物事を思考するのがそもそも好きじゃないというのもあります。私はおしゃべりが好きなので一人でまとまらないことをいろんな人と話す方が好きです。

 

それでは最後に、僕が一人で考えてまとまらなかった没AVCCの題材のまとめだけ投げて終わりにします。(ぶっちゃけこれが本題です。)気になった内容がある人は僕とおしゃべりしましょう。もしかしたらあなたのおかげで見つかるかもしれません。

まとめ上げで挫折したものだけで5記事、思考に至って消したものを含めると12記事くらいあったはずです。前日にならないとまとまらない*8*9*10*11*12

それでは。

 

*1:脚注もあればあるほどいいと思ってます

*2:GSのMV,テクノリの公演内デザイン,後はTwitterに流れる画像をぼちぼちつくったりしてます。勉強中。

*3:海を枯らしたり星を漱いだりオフ会をしたりしてます。いっぱい遊びたいね

*4:全消しをしたのが記事公開の前日です、終。

*5:それ言ったらすべての記事なんてそうなんですけど

*6:マダミスしたらこれらの僕を見がち

*7:この記事を書き終えて他視点に立って読もうとしましたが、無理がありました。

*8:身の回りのデザイン物を見てると、思考がほんのり見えてきて面白いよねという話

*9:PCの行動、生き死にをダイス一振りで完結させるの、あまりにも儚くない?というお話

*10:何をもってエンタメを遊んで、何を感じるのかについてのお話

*11:議論で詰めちゃダメ?ライン引きについてのお話

*12:自PCのオタク、関係性のオタク、出目と顔と技能値についてあれやこれやのお話