小さな収集家

コンコンッ

 

こんばんは、あるいはおはようございます。

はじめまして、あるいはどうも。

本日のAVCCを担当します、AnotherVision9期のソルトです。

 

 

私の話を始める前に、まずはこちら。

同じく本日担当のあるつさん*1の記事です。

先にお読み下さい。

 

 

 

[ここにあるつさんの記事が入る]

 

 

 

さて、お帰りなさい。

え、読みましたよね?

(あるつさんの記事がなぜか見えないという人は特別にこの先へ進むことを許可します。エアーで読んでください。)

 

 

 

 

 

 

 

 

読んだ?

あ、そっかそっか。それなら良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは。

改めまして、こんばんは。

あるいはおはようございます。

 

この記事は深夜だとか早朝だとか、誰とも一緒にいない時にひとりでぼうっと読んで欲しい。

そんな思いでこんな挨拶をしています。

 

 

9期のソルトです。

団体ではマネージャーをやったり、デザインをやったり、運営をしたり、司会やキャストをしたり。いろいろさせていただいています。何かさせてみたいことがあればお気軽にお声掛けください。*2

 

 

 

さて今日は、

 

 

そんな人間が小さな何かを見つけて、こっそりしまっておくお話をします。

 

 

そう、小さな何かです。

 

 

 

 

 

 

先日携帯の中に入っているアプリを更新しようとストアを開いたら、アップデートによる更新内容欄の出だしに「先日の皆既月食綺麗でしたね」と書かれていて。

 

 

ああ、このアプリの向こう側に同じ月を見ていた人がいたんだ、

とほっこりしました。*3

 

 

もちろん、アプリの向こう側に本当は人間なんていなくてAIが作ったもの、書いたものだと言われても否定する方法はありません。

 

 

ただ、この文章を読んで私と同じように「そういえばこの前皆既月食綺麗だったな」と想いを馳せる人間がいれば、私とその人は同じ月を見て感動していたわけで。

 

 

そのことを思い出してほっこりしたという共通項が生まれるわけです。

 

 

 

 

 

 

たった一言で誰かがほっこりできるし、たった一言で誰かと誰かを繋ぐことができてる、っぽいんですよね。

 

 

 

 

 

 

それが好きです。

確証のないそれが。

 

 

 

 

 

 

まあ要は、

私は人と人の間、

もっと言えば

会話の中にある何かを見つけるのが好きなんです。

 

 

 

 

こういった類のものに興味がない人が「いらないもの」として分類する何かを拾って集めて生きています。

 

 

こっそり見つけて、こっそりしまっておく。

 

 

これをひとりで楽しんでいます。

 

 

小さな何か、どんなものがそれに該当するのでしょうか?

正直、無意識のうちにこの収集をしていることが多いので、例を考えるのに苦労しました。

合っているのかは定かではありませんが、たぶんこんな感じです。

 

 

 

 

 

例えば

AさんとBさんが街中でとある看板を見て

A「お!このゲームX新作出たんだ!」

B「ほんとだ〜!このゲームといえば……」

 

A・B『C!Cだよね〜』

 

ってなると。

ゲームX=Cさんという情報がAさんとBさんで共有されている状態です。

 

するとそこに居合わせたDさんはどうなるでしょうか?

Dさん:へぇ〜

 

たとえCさんとさほど親しくなかったとしても、今後街中でゲームXを見かけると「ああ、Cさんが好きなんだっけ?」とぼんやり思い出します。(思い出すことにします)

Dさん:はぇ〜

 

 

CさんとDさんの間に微妙な繋がりが生まれた瞬間です。

冒頭にも扱った例同様、もの事象で人と人を繋げているようですね。

 

 

もの以外を介して人が繋がることもあります。

 

 

 

例えば

AさんがBさんに、

「君は頑張り屋さんだよね。」

と言うとします。

2人の会話は一旦これで終わりにしてもらいましょう。

 

そのあとCさんがBさんに

「僕、頑張り屋さんな人って素敵だと思うんだよね。」

と言うとします。

Bさんお友達多いですね

そしたらBさんは

「ほう。そういえば、Aさんが僕のことを頑張り屋って褒めてくれてたな。」

「僕ってもしかしたら素敵なのかもしれない。」

ってなりますよね。(なるんです。)

気づいちゃった

 

AさんとCさんは気付かないところでBさんを褒めているわけです。

 

 

 

さらに、Dさんがいてこの会話を聞いていたとすると。

 

こうなります。

 

 

 

「確かにBさん頑張り屋さんだなあ。」

「あ、確かに頑張ってる人って素敵だよな。」

「あれ?もしかしてBさん素敵だったりする?」

と。

居合わせたDさん

気づいちゃった2



 

 

私がしているのはDさんに近いことなんだろうなと思います。

 

 

人と人の間にある何かを見つけて、その要素を集めてその人について思考する。

 

 

ぼうっとその人のことを考えてみる、その時間も好きです。

 

 

 

 

要素を拾って、人について思考する時。

これは言い換えると誰かをカテゴライズしていることになります。

 

「○○さんはこういう人」って自分の中でラベルを貼ることになります。

 

 

「やさしいひと」「よく笑うひと」「よく気がつくひと」

 

 

ラベルを貼ることは、自分の中で自分の周辺環境をどう構築していくのかを考える上でとても便利です。

というか、ないとできない気がします。

 

 

ただ、ラベリングしたことで人間関係で悩むこともあるので、

あくまで収集したものは参考程度にフラットに人々を見ようと努力はしています。

(頑張ってます)

 

 

 

 

そういえば、小さな何かは受取手のコンディションによって変化する不安定なものとも言えそうです。

 

 

 

 

営業だ、とかお世辞だ、とか。

この小さなものたちは時に意図的なものかもしれません。

 

 

意図的なものだとしたら、きっと将来は有望ですね。

人を魅了する力がありますから。

私個人としては意図的だとしても悪い気はしないものです。

 

 

 

そんなつもりではないのに、勝手に都合のいいように解釈されて感謝されるなんてこともあります。

逆に「君に、届けたいのに!」が届かないこともあります。

 

 

 

 

 

自分自身なんでこんなことをするようになったのかわからないのですが

 

不安定だからこそ、何か魅力があって集めたくなってしまうのかもしれないですね。

 

 

 

 

日々の中で小さな何かに気付けるようにセンサーを張り巡らせていた結果、

気付かなくていいことに気付いてしまったり、本当は気付かないといけない大きなことに気が付かなかったり。

色々と弊害もあり、自分自身の無力さに落胆することもあります。

 

 

ただ、何かに気付いてそれを拾い上げた時、

嬉しそうな顔をしてくれる人が一定数います。

 

 

そんな人をこれからも喜ばせるために、自分のこの生き方も悪くないんじゃないかと思っています……いや、思うようにしています

 

 

 

 

 

 

今年で弊団体に所属して2年目になりますが、私の知る限りでもAnotherVisionには素敵な人がたくさんいます。*4

これから活動を続けていく中で、新しく出会う人やこれからさらに仲良くなる人が出てくることでしょう。

私がAnotherVisionの一員ではなくなるまでに、一体どれだけ多くの人の「小さなそれ」を見つけられるのか楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

それでは、またね。

 

 

 

 

 

*1:7期の先輩。第一印象はポーカーで勝ちまくってたくさんチップを持っている背の高い人。いつか就職した時には、あるつさんみたいな上司が欲しい、と常々思っている。いつもお世話になっております。ありがとうございます。

*2:「はい喜んで!」がきっと返ってきます。

*3:皆既月食綺麗でしたね。屋上から見ました。あなたは見ました?

*4:今年一年お世話になったみなさまに改めて御礼申し上げます。